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津軽三味線Wiki

5. 演奏曲目

・津軽五大民謡

津軽じょんがら節(旧節)


小山流では最初に習う曲。 藤井黎元さんによると「前撥後撥が多すぎる」そうですが、前撥後撥を

習うのに最適な曲だと思います。

早稲田大学三津巴、山中信人先生等でも撥付けを習うのにいい、と

教えているそうです。

新民謡流行以前の(1887年(明治20年)頃より前の)ものを「旧節」と言います。


原曲






津軽じょんがら節(旧節)(十一集)

小山流で最初に習う旧節は独特なもので、普通じょんがら節(旧節)というとこちらのタイプを指します。




津軽じょんがら節(中節)

1887年以降、昭和初期1930年頃 まで歌われていた節、

三拍子系になります。




津軽よされ節


悪い世よ去れ、という言葉から来たという話と、余さ寄れから来たという説があります。

三拍子系の曲ですが三拍目が少し長く、藤井黎元さんによると 16分の7拍子

タカ(前撥、ウチ) タカ(後ろ撥、スクイ) タカタ(後ろ撥、ウチ)だそうですが、

これで理解するのは難しいかと思います。また小山貢家元は一の糸は完全に三拍子で、

二の糸、三の糸がこのもたった拍子で弾いております。




津軽小原節

津軽三大民謡(三つもの)の一つ。本調子で演奏されます。



津軽あいや節(全音)








津軽あいや節(半音)




津軽三下り




・調弦の方法


調弦の方法は

①調子笛で合わせる

②チューナーで合わせる

③ツボを押さえた音と開放弦を合わせる 

三種類方法があります。


・調子笛

①調子笛は高音用と低音用があります。低音用は音が合わせにくいので高音用を買いましょう。

おススメ高音用調子笛

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③は二上りの場合、一の糸の6を抑えた音と二の糸の開放弦が同じ音。

二の糸の4と、三の糸の開放弦が同じ音になります。


・チューナー

最近はチューナーで合わせるのが一般的ですが、チューナーは平均律。

さわりが一番効くところは、実は純正律と言って、少し高めが一番響きます。

ソロで曲弾きを弾く時などはさわりが一番響くところ、

他の楽器と合わせるときはチューナーで、と使い分けるのが良いでしょう。

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またKORGから三味線用チューナーというものも販売されていますが↓

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これは机や大きな譜面台に置いて使う用なので、おススメしません。


・チューニングのピッチ

ほぼ聞かれることはないと思いますが、一度だけ長唄の方に 440hzですか?442hzですか?

と聞かれたことがあります。同じAの音でも2hz(ヘルツ)周波数を変えて設定することがあり、

基本は440(ヨンヨンゼロと読みます)ですがオーケストラやバイオリンでは442(ヨンヨンニ)

に設定することがありますので、調子笛も440ですし、CDのオケなども440で作ることが多いようですから、

440にしておけばよいでしょう。


・チューナーのつける位置

天神につける場合と、胴の胴掛け紐につける場合があります。天神の方が多数派ですが、

天神につけると音を止めてしまう効果もあるので、胴につける方もおられるようです。

藤井黎元氏は胴派です。反応が悪い時は接触が悪いことがあるので場所をつけなおしてみましょう。


・糸伸ばし

新しい糸を張り替えた時や、糸が緩んでしまった時は音を安定させるために糸伸ばしをします。

藤井黎元氏によると従来の指での糸伸ばしは均等に伸ばせないので、例えばCなら Dくらいに

調弦してしばらく置いておくそうです。


・調子三年

調子三年と昔は言って、調弦をマスターするのに三年かかったという言葉もありますが、

これはチューナーの無い時代、絹糸で音もずれやすかった時代の話。今はチューナーもありますから、

1年くらいでできるのでは、、と言っても、三味線の技法の中でも一番難しい部類に入ると言ってよいと

思います。師範クラスになっても調弦ができない人はできないので、大規模な発表会では、調弦係を設ける場合も

あります。


・曲弾きの音の高さ

竹山流の島村舟山に師事していた頃、「練習は4本(C)本番は5本(C#)でやるけんね」

と言われたことがあります。小山の発表会でも三味線独奏では 一尺九寸(C#)が多く、

たまに二尺(C)で弾く、という感じです。それ以上になるとテンションが高すぎて高音部分が

耳障りになるからです。木乃下伸市先生は曲弾きはDでやることが多いので大会では審査員好み

ということで、Dでやるのが良いでしょう。




・古今東西 音の名前! The variation of the name of notes

 

ドレミファソラシドのド、実はこれ、イタリア語。

Do Re Mi Fa So La Si Do's Do is Italy.

 

英語名ではC,

We say C(See) in English

 

ドイツ語ではC(ツェー)

We say C(Cheh)  

 

日本語では ハ

Ha in Japanese

 

箏(琴)では盤渉(ばんしき)

We say Banshiki in Koto

 

民謡では東日本では二尺(にしゃく)

In Minyo We say Ni(Two)Shaku(Japanese feet)

 

東日本では4本といいます。

We say Yon hon (4hon).



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